生後2ケ月ほどの小さな子猫を家族に迎え、うれしさとか弱さへの不安とでいっぱいになりますね。
初めて子猫を家族に迎えた日は、猫のちょっとした動きや鳴き声にも家族全員は反応し、喜んだり、困惑したりと生活は一変します。
この記事では生後間もない子猫を家族に迎える時に準備しておきたい用品や家族の心構えをまとめてみました。
子猫を迎える時に準備しておきたい用品や飼い主の心構えとは
子猫と暮らし始めた直後は何かと慌ただしく、買い物に出掛けたりするのも難しいことがあります。
そうならないためにも、必要な用品は事前に揃えておくと安心です。
アメキャッツ家では3匹のアメショー(ララ、ココ、スズ)を生後2ケ月から育ててきてますので、その経験と知識をもとに事前に準備しておきたい猫用品や飼い主の心構えを紹介していきたいと思います。
そしてさらにペットの専門家である大谷幸代さんに監修とアドバイスを頂いておりますので、これから子猫を迎える飼い主さんは是非参考にしてくださいね!
記事監修
学生時代にイギリスへドッグトレーニングの勉強の為、短期留学。ホリスティックケアアドバイザーやペットアロマセラピスト、ペット食育士などの資格も取得。
また、ペット関連用品の開発や雑誌等へコラムの執筆、ペット専門学校の講師など幅広く活躍している。
現在は愛猫2匹と生活する大谷幸代さんです。
子猫を迎える時に準備しておきたい用品リスト
離乳が済んで自分でフードを食べることができている生後2ケ月程度の子猫の場合はこれらを一式揃えておけば安心です。
子猫用品リスト(記事の最後に詳細説明あり)
- 子猫用フード
- 平たい皿
- 子猫用トイレトレー
- トイレ砂
- ケージ
- キャリーバック
- 粉ミルク
- 高カロリー栄養剤
- ペット用ヒーター
- ベッドや毛布
- 首輪
生後間もない子猫や直前まで親や兄弟と過ごしていた子猫にとって新しい環境で生活を始めるということは、異世界へ突然移り住んだほどの大きな衝撃があり不安とストレスで混乱しています。
子猫を家族に迎えるということは、飼い主が親や兄弟に成り代わり安心して暮らせる環境を整え、未発達な身体機能をサポートしてあげましょう!
子猫の成長は想像以上に早く、手がかかり不安でいっぱいな時間はごくわずかです。
気がつけば家族の一員として当たり前に暮らせるようになっているので、それまでの間手厚くケアをしてゆきましょう。
子猫用フードは生後1年を迎えるまで続ける
キャットフードは必ず子猫用と書かれている製品を選びましょう。
成猫用に比べ少量で高カロリーを摂取できるよう子猫用キャットフードは工夫されています。
給与期間の目安は生後1年を迎えるまでです。
それまでは大切な成長期ですから十分な栄養素を摂取できるよう必ず子猫用を与えましょう。
トイレトレーは子猫サイズを選ぶ理由
トイレトレーは、子猫用の小さく浅いタイプを選びましょう。
ほとんどのトイレトレーは成猫用ですから、子猫用をあえて探してください。
子猫がスムーズに出入りできるサイズでないと、トイレの失敗にもつながります。
生後6ケ月~1年を迎える頃を目安に成猫用サイズに買い替えをしましょう。
それまでは必ず子猫用を使わせてあげてくださいね。
ケージやサークルは事故や脱走防止に効果的
ケージやサークルも猫用を選びましょう。
犬猫兼用製品は、フェンスの隙間が広く子猫が脱走してしまうことがあります。
アメキャッツ家でもケージを間違えて購入してしまい、見事に脱走されてしまいました。
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ケージやサークルは猫が新しい生活に慣れるために欠かせないアイテムです。
子猫は気がつくと飼い主の足元にいたり、思わぬ場所に隠れていることがあります。
危険なのは、子猫に気がつかずにドアを閉めてしまったことで骨折をさせてしまったり、窓や玄関の開閉時に猫が脱走してしまうケースも少なくありません。
子猫も家族も新しい生活に慣れるまでは、ぜひケージやサークルを使用しましょう。
必ず起こる食欲不振対策には粉ミルクや栄養剤を活用
粉ミルクやニュートリなどの高栄養剤は環境の変化で食欲が減退してしまった時の一時的な補助食ですので、体調や食欲に応じて給与量の調整をしましょう。
これらの用品はあくまでも一時的な給与ですから、環境になれ食欲が安定すれば給与を終えてしまって問題ありません。
一時的な給与なので肥満になる心配もないので、まずはきちんと食事をしてもらうことを優先してください。
生後半年未満の子猫は3,4時間おきに少量ずつ食事をさせなければなりません。
留守番などで食事の間隔が長く空いてしまう時にもミルクや栄養剤を与えておくと飼い主の不安軽減につながりますね。
実は1年中必要なペットヒーター
忘れがちな用品がペットヒーターです。
ペットヒーターはペットのイタズラや甘噛みに備えコードの補強や安全面に配慮し作られています。
生後間もない子猫の体温は37度前後と成猫よりも高く、兄弟や親と寄り添い眠ることでお互いに暖め合い、安心感を得ています。
新しい暮らしを始めるために兄弟や親と離れ一人きりになると途端に肌寒さを感じ不安やストレスから体調を崩してしまう場合もありますので、子猫がいつでも安心して、快適に過ごせるようにベッドやサークルなど子猫がいつも過ごす場所にペット用ヒーターを設置しておいてあげましょう。
猫はとても寒がりで「お盆以外はいつでも寒い」と古くから言われるほどです。
つまり真夏の数日間以外は常に肌寒さを感じているということですね。
夏の室内は熱中症予防のためにエアコンで室温が管理されていますが、この室温は子猫にとって寒くて風邪をひきそうな温度です。
さらに冬の暖かい部屋の中も、エアコンで暖められた空気は天井付近に滞留してしまい、子猫が過ごす床や足元付近は想像以上の寒さなのです。
インテリアに調和するオシャレ子猫用品はネットショップで!
子猫を迎える時に準備しておきたい用品は、あらかじめ用意しておく事をおすすめします。
家に子猫を連れて来た時には既にケージやハウス、フードボウル類のセッティングを終えている状態にしておきましょう。
もちろん子猫用フードの準備もお忘れなく。
ですが、その用品類はペットショップやホームセンターで購入するより、ネットの方が安く購入できるのがほとんどです。
ここでは実際にアメキャッツ家が使用していた用品類を紹介してみたいと思います。
猫との暮らしを思い切り楽しむために、ぜひお気に入りの用品を見つけてみてくださいね!
子猫用フード
多くのペットショップやブリーダーさんがおすすめする子猫用フードは、やはりロイヤルカナンですね。
アメキャッツ家でもココとスズにはロイヤルカナンを1歳まで食べさせていました。
最初はウェットタイプもあれば安心ですよ。
子猫用フードボウル(食器)
子猫用のフードボウルは浅めのタイプがおすすめです。
イージーダイナーキャットディッシュは底面がデコボコの波型加工になっているので、子猫でも食べやすい構造です。
子猫用システムトイレ
子猫には子猫用の小さく浅いタイプのトイレを用意しましょう。
子猫用ケージ
子猫のうちは環境に慣らすためにもケージは必要だと強く思っています。
子猫にとって家の中は危険が沢山潜んでいますし、ちょっとした留守番の時にも有効です。
ペットキャリー
キャリーバッグは動物病院などに連れて行く時に必ず必要となります。
ハードタイプとソフトタイプがあり、アメキャッツ家では両方揃えていますがソフトタイプの方が猫が安心できるのではないかと思います。
子猫用ベッド(ハウス)
ハウスは成猫用だと大きすぎるのでサイズは確認しましょう。
ご紹介は以上ですが、アメキャッツのおすすめ用品を参考にして自分なりの素敵な用品を探してみて下さいね!
記事監修
ペットのスペシャリスト 大谷幸代さん
ペット食育士/トリマー/トレーナー/ペットアロマセラピスト/ホリスティックケアカウンセラー/ペット災害危機管理士
学生時代にイギリスへドッグトレーニングの勉強の為、短期留学。ホリスティックケアアドバイザーやペットアロマセラピスト、ペット食育士などの資格も取得。
また、ペット関連用品の開発や雑誌等へコラムの執筆、ペット専門学校の講師など幅広く活躍している。
現在は愛猫2匹と生活する大谷幸代さんです。
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ペットのスペシャリスト 大谷幸代さん
ペット食育士/トリマー/トレーナー/ペットアロマセラピスト/ホリスティックケアカウンセラー/ペット災害危機管理士