猫の放し飼いは違法?
近所の放し飼いの猫が庭に来て糞をしていくなどで困っている等の話をよく聞くことがあります。
アメキャッツ家にも最近になり、突然近所の飼い猫が毎日のように遊びに来るようになりました。
ただこの放し飼いの猫は何か悪さをしていくこともなく、むしろ人にとても懐っこくて感じの良い猫なのです。
向かいの公園でも人気者となっているようで、公園に来た人に自らすり寄って遊んでもらおうとしているのです。
ですが、やはり飼い猫を自由に外に出して遊ばせる飼い主は心配ではないのでしょうか。
外に出せば自動車事故や他の猫とのトラブルなど、危険も伴うことも大いに考えられます。
今回は猫の放し飼いと飼い主の責任について考えてみたいと思いますので是非最後までお付き合いください。
近所の飼い猫が毎日遊びに来るようになった経緯
2週間ほど前、家の前の公園から猫の鳴き声が聞こえたので窓から覗いてみると、公園を我が物顔で歩いている猫を発見しました。
遠目からでも赤い首輪を確認できたので、野良猫ではないことはすぐに解りました。
すると猫も私に気付き、目と目が合った瞬間、鳴きながらこちらの方へ歩いて来たのです。
まさか家までは来ないだろうと思っていたのですが、なんと道路を横断して家の敷地まで入って来ました。
ココとスズも鳴き声に気付いたようで、窓のところまで来てお互いに対面してしまったのです。
その日はすぐ公園に戻って行ったのですが、翌日もまた次の日も・・・それから毎日のように公園や我家に来るようになりました。
ある日、公園で小学生がその猫と遊んでいたので聞いてみると「僕の友達の家の猫だよ」と教えてくれたのです。
という訳で、やはり近所の飼い猫だったということが解りました。
ですが何故急に飼い猫を外に出すようになったのかが謎です。猫がいつでも出られる出入口を見つけて勝手に出入りしているのか、それとも飼い主が日中に故意に出しているのか、または飼い主が面倒を見れなくなったのか・・・。
いずれにしても、このように毎日自由に外に出れるということは危険も伴うので心配になります。
放し飼いの猫の健康状態は?
一番に心配したのは、飼い主が何らかの問題により猫の面倒を見れなくなったからなのでは?
もしそうだとすると、餌も与えられていないのかもしれない。
だから人にすり寄り、食べ物を要求しているのかも。。。
で、さっそく餌を与えてみましたが、少ししか食べてくれませんでしたので、ちゃんと飼い主から餌は与えられていると推定されましたので、とりあえずは一安心です。
となると、やはり猫が勝手に外に出ているのか、飼い主が故意に出しているのか、どちらかでしょう。
それにしても、この猫は人に懐っこく誰にでもすり寄っていきます。公園に遊びに来る人来る人に遊んでもらっているようです。
高校生カップルや老夫婦、小学生や小さな子供とママさんたち。驚いたのは犬の散歩の人にまですり寄っていきます。
犬が近くで吠えようとおかまいなしでした。
変な人から虐待など受けなければいいのですが・・・。
飼い猫を放し飼いにするデメリットや危険性とは
猫を放し飼いにするデメリットや危険性について改めて考えてみました。
- 害のあるものを食べてしまう危険性
- ノミやダニなどを身体に付着してしまい、結果的に家や飼い主にも影響が
- 自動車にひかれる等の交通事故
- 他の猫や動物との争いによる怪我や病気
- 人から虐待を受けることも
- 迷い猫になることも
- 誘拐されるかも
- 他人の家に入り糞尿をしてしまったり、車に傷をつけてしまう
ちょっと考えてもこんなに出てきますので、飼い猫を放し飼いにする事はデメリットしかないと思います。
また、他人に迷惑をかけてしまうこともあるかもしれないので、やはり猫を飼う上では室内飼いは必須です。
猫の放し飼いは違法?飼い主の責任とは
このように猫の放し飼いにはデメリットと危険性しかないといいうことが解りましたが、法律や条例はどうなっているのでしょうか。
まずは「動物愛護法」を調べてみました。
第七条に
動物の飼養者は、命ある動物の所有者としての責任を十分に自覚し、その動物の習性等に応じて適正に飼養保管し、動物が人に迷惑を及ぼさないよう努めなければならない
ということが定められています。
これにより、犬は放し飼いは認められず、必ずリードを付けるとか、柵の中で飼うという規制があります。
本題の猫はというと、動物愛護法第7条にあるように、猫の生態や習性もそうですし、犬と比較して人に対する危険性が低いという観点から猫の放し飼いは認められるという見解になります。
ただし、人に迷惑を及ぼしてしまった場合はこれに当てはまると思えますので、その際は猫の放し飼いも違法という事になり得るでしょう。
また、各都道府県や市の条例などでも規制されている地域もあるようですので、放し飼いでのトラブルの際は各窓口に相談すのも方法ですね。
最近アメキャッツ家に来る猫は、特に悪さをする訳ではないので害はありませんが、公園に居るという事はどこかで糞尿をしているとも大いに考えられますし、それを子供が触ったりするとやはり問題だとも思えます。
【まとめ】猫の放し飼いと飼い主の責任
飼い猫を外に出すという事は先に記述したようにデメリットや危険性しかありません。
猫を飼うという事は動物愛護法でもあるように、全て飼い主が責任を持たなければならないのです。
常に飼い猫の健康状態を管理し、人に迷惑をかけないようにしましょう。
また、猫を何年も狭いケージの中で飼うという行為も「その動物の習性等に応じて適正に飼養保管」という内容を考えれば「虐待」にもなり得るので注意が必要です。
近所の猫の放し飼いは動画でもご覧ください
今回は猫の放し飼いについての問題点を考えてみました。
それでは今回は以上です。
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