猫の目の色は変化する?色の違いとキトンブルーのひみつを解説

2021年7月1日

 

猫の目色の変化と違いとは?

猫の目は水晶玉のように透き通り、きらきらと輝く様子に、つい見とれてしまいますよね。

猫の目色には、黄みがかった色や、青色、緑色と様々なカラーバリエーションがあることが特徴です。

この記事では、猫の目色の種類や子猫の特徴であるキトンブルーのひみつ、簡単な目のケアも併せてご解説しております。

 

猫の目の色は何種類あるの?

 

猫の目の色は、珍しいものも含めると7~10種類ほどあると言われています

色の系統が同じで、パッと見では見分けがつきにくいものもありますが、色素の濃い順に並べると次のように分類されます。

  1. カッパー
  2. オレンジ
  3. ゴールド
  4. イエロー
  5. ヘーゼル
  6. グリーン
  7. ブルー
  8. サファイヤブルー
  9. オッドアイ
  10. ダイクロイックアイ

 

そもそも猫の目は、虹彩という部分に存在するメラニン色素が関係し、色が決まります

メラニン色素の量は先天的に決められており、成猫になるにつれて色が安定するようになります。

虹彩のメラニン色素が多いほど、①カッパー②オレンジなどの濃い黄色になり、反対に色素が少ないと、⑦ブルー⑧サファイヤブルーなどの青色になるのです。

⑨オッドアイとは、左右で色が異なる目のことを指します。

遺伝的に左右どちらかの目のメラニン色素が少ない「虹彩異色症」が原因で、片目はメラニン色素の異常により青色、もう片目はメラニン色素正常で発生する色、となります。

オッドアイは、白猫に発生する場合が多く、白猫全体の25%に出現するといわれています。しかし、真っ白な猫は自然界では目立つため、そもそも生まれる確率が低く、猫全体で考えるとオッドアイの発生率は1%にも満たないとか。偶然が重なり生まれてきたオッドアイ猫は、とても貴重な存在と言えそうです。

さらに、⑩ダイクロイックアイとは、一つの目に2色の色があらわれる目を指します。ダイクロイックアイはさらに珍しく、出現率は0.1%にも満たないと言われています。

オッドアイやダイクロックの場合、メラニン色素異常から、聴覚に異常がみられる場合があります

 

猫は成長とともに目の色が変わる!

 

子猫から猫を飼ったことがある方はなじみがあるかもしれませんが、猫は成長とともに目の色が変化する場合があります。

生まれて10日ほど経った頃、閉じていた子猫の目が開きますが、子猫はメラニン色素細胞が定着していない状態のため、「キトンブルー」と呼ばれる青色の目をしています。

このころの視力は大変低く、触覚や聴覚を頼りにしながら生活をしています。

生後6週間以降、メラニン色素が活性化し、その猫が持つメラニン色素が働くことで目の色が変わりはじめ、キトンブルーから変化が見られます。

その後、半年から1年ほどかけて体が大きくたくましくなり、目の色も安定します。この時に表れている色が、その猫がもともと持っていた遺伝的な色なのです。

ただし、猫の種類によっては、ずっと青い目のまま大人になる猫もいます。

ラグドールやペルシャ、シャムなどは、メラニン色素をあまり持っておらず、キトンブルーからの変化が表れにくいです

 

猫の目の見え方とは?

 

猫は、実はあまり視力が良くありません

普段見えている世界は、もやがかかったようにぼんやりとしているのが特徴で、色に関しても青と緑などしか識別できないと言われています。

しかし、光をとらえる能力に長けており、わずかな月明りでも人間の5,6倍見えているそうです。

また、動体視力とよばれる動くものをとらえる能力は、人間の4倍。さらに、250度の広い視野があるので、人が見えないような真っ暗闇でも、小動物や昆虫をしっかりと目で捉え、狩りをすることができるのですね。

 

猫の目のケア方法

きれいな目を健やかに労わってあげたいですが、目やにを出す猫は多くいます

飼い主はどのようにケアしてあげたら良いのでしょうか。

目やにを発見した場合、まずは、色を確認することが大切です。

乳白色や、茶色でしたら生理現象として問題がないことが多いです。水に濡らしたタオルやガーゼなどで、目に入らないように優しくふき取ってあげましょう。

一方、目やにが緑色や赤色など、生理現象とは異なる色をしている場合は注意が必要です。緑色なら感染症、赤色ならケガをしている可能性が考えられます。また、生理現象とみられる色の場合も、長期間続くようなら、結膜炎やドライアイの可能性が出てきます。

痛そうにしている、見えにくそうにしている、生理現象とは明らかに異なる色をしている場合などは、すぐに動物病院を受診することをおすすめします。

 

【まとめ】猫の目色のひみつ

 

猫は毛色や模様と同様、生まれながら持った遺伝情報から目の色が決まります

オッドアイやダイクロイックアイなどの珍しい色も興味深いですが、猫の成長過程で子猫のキトンブルーから色が変化する様子も見ていて飽きないものです。

猫に出会った際は、ぜひ目の色にも注目してみてください。

 

アメキャッツ家のココの目の色の変化をご紹介します。

【生後1ヶ月時】完全なキトンブルー

 

【生後2ケ月時】キトンブルーが少し薄くなってきた頃

 

【生後3ヶ月】ブルーからグリーンへ変化

 

【1歳時】完全なイエローになりました

 

猫の目薬の差し方はこちらの動画

 

それでは今回は以上です。

コメントお待ちしております。お気軽にどうぞ。

 

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