猫が「ふみふみ」する意外な理由と意味とは?しない猫についても解説

2021年6月19日

 

猫の「ふみふみ」の謎に迫る

猫好きにはたまらない、猫の「ふみふみ」。

やわらかい毛布やクッション、飼い主の太ももやお腹など、猫がうっとりと「イチ、ニ、イチ、ニ」とふみふみする様子は、見る人を引き込む愛らしさ。

猫がふみふみをするのは安心している証拠、という声もよく聞かれますが、実は、猫のふみふみには他の理由も隠れています。

今回は、猫のふみふみに関する理由や意味を解説するとともに、ふみふみしない猫についても理由をご紹介いたします。

 

猫が「ふみふみ」する理由

 

猫のふみふみ行動は、「ミルクトレッド」「ニーディング」と呼ばれ、子猫時代からあるものです。

母猫のお乳周りを前足で押し、乳腺を刺激することで、乳の出を良くしようとしていたときの名残から来ています。

オスメス関係なく、成猫になっても、お年を召しても、ずっとふみふみを続ける猫もいるほど。

では、いったいなぜ成猫になっても「ふみふみ」をするのでしょうか?

大きく分けると4つの理由が挙げられます。

 

猫がリラックスしている

子猫時代に母親のお乳が飲める時間というのは、同時にリラックスの時間でもありました。

あたたかいお母さんに寄り添いながら、おなかいっぱいになれる時間は猫にとって忘れられない心地よい思い出です。

成猫になってもそうした記憶から、あたたかくやわらかいものを見ると、ふみふみしたくなるようです。

中には、毛布やクッションにお乳を飲むようにチュッチュッと吸い付く猫もいます。よだれが気になるところではありますが、あたたかく見守ってあげたいですね。

また、アメキャッツ家のスズは夜な夜な耳たぶを吸いながら「ふみふみチュッチュッ」してました

 

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猫が飼い主やクッションなどに甘えている

リラックス状態と似ていますが、早くに母猫と離れてしまった猫は、寂しい記憶からふみふみをすることがあるようです。

飼い主やクッションなどのやわらかいものをふみふみすることで、そんな寂しさを和らげているのだとか。

飼い主は、留守や多頭飼いなどで「その猫に最近寂しい思いをさせることはなかったか?」と思いめぐらせつつ、存分に甘えさせてあげましょう。

 

 

猫がいつものルーティン化してしまう

ふみふみすることが一種の生活習慣になっている猫もいます。

ご飯を食べた後は、いつもの定位置で、お気に入りのクッションをふみふみしてお昼寝、であったり、几帳面な猫だと、ふみふみすることで寝床を整え入眠、であったりと、ルーティンにも豊かな個性が見られます。

こうしたふみふみも猫の大切な生活の一部ですので、尊重してあげましょうね。

 

猫のマーキング?

意外にもマーキングのためにふみふみをする猫もいます。

猫の足裏には臭腺というフェロモンが出る場所があります。ふみふみすることで、「自分のクッション」、「自分の飼い主」というような縄張り行動に出ている場合があります。

新入り猫を迎えたばかりという状況や、多頭飼いで険悪な仲の猫同士がいる場合は、喧嘩に発展しないよう注意が必要ですが、猫同士が慣れ親しんでいる場合は特に気にしなくても良いでしょう。

 

 

「ふみふみ」をしない猫もいる?!

 

前の猫はふみふみしたのに、今飼っている猫はふみふみしない」「今までふみふみしていたのに、ある日突然ふみふみしなくなった」と不安になったことはありませんか?

この場合は、性格的にふみふみしない猫なのか、一過性でふみふみしないのかを見分ける必要があります。

主に、猫がふみふみをしない理由は3つ挙げられます。

 

猫が自立している

自立している猫はふみふみしない場合があります。

それは、元々の性格なのか、子猫時代に愛情をたっぷり受けたからなのかは両論ありますが、どちらか見極めることは困難です。

しっかり者なんだな、と認識しつつ他の猫と同様に愛情たっぷり接してあげましょう。

スズ
僕は3歳になった頃から耳吸いとふみふみは卒業したよ^^

でも、たまにアメパパのお腹でしたくなるけどね^^;

 

リラックスできていない

引越しや、新入り猫が来た時、部屋の配置が換わった時など、猫にストレスがかかるとふみふみしなくなる場合があります。

ずっとふみふみしていたのに最近していないな、と感じたら、変化がなかったか確認してみることをおすすめします。

 

ふみふみできるものがない

ふみふみに最適なものがないと、ふみふみしないことがあります。

やわらかそうなクッションや毛布があっても、猫の好みはそれぞれ。

自分のニオイがしなかったり、誰か他の猫が使用していたりしてもふみふみしないことがありますので、猫の気持ちに変化があるまでそっと見守りましょう。

 

 

前足以外のふみふみもある?

 

一般的に知られている前足ふみふみと異なり、後ろ足でふみふみしている場合は意味が異なります

オス猫の後ろ足でのふみふみは、発情期を迎えていると考えられます。

高い声で鳴き、腰をふりふりする動作が加わることもあり、去勢をしていない猫などに見られる光景です。

発情期を迎えることは、猫にとってストレスとなり得ますので、繁殖の予定がない場合は、最初の発情期を迎える前に手術することをおすすめします。

また、マウンティングのため、後ろ足をふみふみする場合もあります

他の猫に対して優位性を見せたい、自分の縄張りを強調したいときにおこる行動で、ご飯の量やトイレ環境に問題があったり、猫同士の関係性が良くなかったりする可能性があります。

飼い主は、喧嘩に発展しないよう改善しつつ、しっかりと見守って下さいね。

 

【まとめ】猫が「ふみふみ」する意外な理由と意味

 

猫のふみふみは愛おしく、猫好きならばあたたかな気持ちになる光景ですよね。

その行動の裏には、リラックス以外に、寂しい感情が隠れている場合もあるかもしれません。

愛猫が心穏やかに過ごせるよう、日々の行動を観察し、たっぷりと愛情を注いでください。

 

ココの「ふみふみ」動画はこちら!

 

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それでは今回は以上です。

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