猫の爪とぎでボロボロになった柱をDIYで補修してみました。
柱は補修する事により表面がツルツルの状態に戻るので、猫たちはもうその柱で爪とぎする事はなくなります。
柱の補修をする際には是非参考にしてみて下さい。
猫の爪とぎでボロボロになった柱の状態は?
長年爪とぎをされた柱はこのようにボロボロの状態になります。
全体的にササクレが出て素手で触るとトゲが刺さる可能性があり危険ですね。
中央にある窪みは、木の節が抜けてしまったようです。
犯人は誰?
ココとスズは毎日のようにこの柱で爪とぎをしています。
もちろん我家にはキャットタワーもあり他に爪とぎをする場所を確保しているのですが、どうしてもこの柱がお気に入りのようなのです。
そもそもこの柱をボロボロにしたのは、実は先代猫のララでした。
ララを飼い始めた当時(20年前)は今のように「猫の爪とぎグッツ」は数多く販売されていませんでした。
なので、どうしても壁や柱で爪とぎをしていたという訳です。
そして後輩猫のココとスズはこのボロボロになった柱を引き継いだのです。
猫は爪が引っ掛かる所でないと爪とぎはしませんので、この柱をツルツル状態に補修すれば爪とぎはしなくなるはずです。
ボロボロの柱をDIYで補修する手順
それでは「猫の爪とぎでボロボロになった柱」の補修をしてみたいと思います。
猫を飼っていると柱がこのような状態になっている方も多いかと思いますので、是非参考にしてみて下さい。
意外と簡単にできますよ!
手順1:木工用パテ(ウッドパテ)で大きな穴を埋める
まずは節が抜けた穴の部分を埋めました。
穴に木工用パテ(ウッドパテ)を入れて埋めます。
付属の小さなスクレーパーで平らに馴染ませます。
硬化してから研磨するのでそれほど綺麗に仕上げる必要はありません。
この状態で、数日放置しました。
手順2:柱全体の傷に木工用パテ(ウッドパテ)を塗る
柱についている全体の傷に塗ろうとしたらパテがたりなくなったので大きいサイズのパテを追加購入してきました。
最初から大きいサイズを購入した方が良かったですね。
全体的に塗っていきます。
そしてスクレーパーで馴染ませましょう。
コツは力を入れて傷口に塗りこむ感じです。
すると範囲がどんどん広がり結果的にこんな状態になりました。
この時は本当に大丈夫なのか心配になります・・・が、安心して下さい。
最後は綺麗に仕上がります(笑)
硬化するまで暫く放置しました。
私の場合、休日である本日中に仕上げたかったので硬化するまで放置した時間は約1時間程度だったと思います。
因みに時期は5月中旬でした。
手順3:硬化したパテを研磨する
それではある程度硬化したパテを研磨していきます。
今回は電動工具(マキタ マルチツール)を使いましたが、電動工具が無い場合でも大丈夫です。
ハンドサンダーを使ってもそれほど苦労しないで研磨できますよ。
(実際に私もハンドサンダーでも研磨してみました)
使用したサンドペーパーは、荒目→中目→細目と使っていきますが、
荒目は#80番前後
中目は#150番前後
細目は#240番で仕上げる
といった番手を使って研磨してみました。
参考にどうぞ。
最後の240番までくると木の目地が綺麗に浮き上がり、表面もツルツルスベスベになってきます。
研磨作業はやればやるほど綺麗に仕上がりますが、終わりは自分で決めましょう。
きりが無いですからね(笑)
写真では解りずらいですが、ホントに綺麗に仕上がりました。
手順4:研磨完了後は水性ニスを塗ります
ニスには油性と水性の2タイプがありますが、猫がスリスリしても安心な水性ニスを選びました。
刷毛で塗っていきます。
3度塗り重ねていくと、パテの部分がほとんど解らなくなりました。
新しい柱になったように見えますね。
ただ、若干色が違ったのでニスの色選びは注意しましょう。
(ニスには数種類の色があります)
手順5:完成
いかかですか?
もう新品の柱のように生まれ変わりましたね!
ニスを塗ってから手触りもツルツルスベスベ感が増しました。
猫の爪とぎでボロボロになった柱でお悩みの方、是非参考にして下さいね。
このように簡単に補修する事ができますよ!
動画を見るともっと解りやすいです
ボロボロになった柱の補修DIYのまとめ
猫と一緒に暮らすという事は、猫の習性や本能を理解して受け入れなければなりません。
このように柱をツルツル状態に戻す事により、この柱で爪とぎは一切しなくなりました。
参考
この柱を補修したのは2020年5月
この記事を書いたのは2021年1月
また、和室の壁紙も爪とぎされてボロボロでしたが、スルスル手触りの壁紙にDIYで張り替えたら一切爪とぎをしなくなりました。
皆様の参考なれば幸いです。
今回使用したDIY用品はこちら
ではまた!
コメントお待ちしております。