キャットフード【腎臓の療法食】ロイヤルカナンからヒルズに変えた理由

2021年2月13日

 

遺伝性腎臓病を患っている飼い猫へ与えていたロイヤルカナンの腎臓サポートがどうしても食いつきが悪くて最終的には食べなくなってしまいました。

今までロイヤルカナン一筋でしたが今回初めてヒルズの腎臓ケアを与えてみたところ、とても気に入って食べてくれるようになりました。

この記事ではロイヤルカナンとヒルズの腎臓療法食について詳しく解説しています。

 

キャットフード【腎臓の療法食】を与える経緯

 

まずは我家の飼い猫(ココ)の腎臓病についてお話させて頂きます。

ココは3歳の時に膀胱炎が発覚して治療を始めました。

抗生剤で炎症を抑え、療法食でストルバイト結晶を溶かすという治療法でした。

療法食はロイヤルカナンのpHコントロールオルファクトリーを与えていました。

ロイヤルカナンのオルファクトリーは猫が好む匂いや味にこだわっているだけあり、ココは問題なく好んで食べてくれていました。

治療経過は、療法食のおかげで結晶はほぼ無くなったのですが、なかなか炎症反応の数値が下がりませんでした。

3ケ月も抗生剤投与を続けたのに数値が下がらなかったので、獣医師の勧めでエコー検査をしてみる事になったのです。

エコー検査の結果は・・・遺伝性の腎臓病の可能性が高いとの事でした。

この遺伝性腎臓病の名称は「多発性嚢胞腎」。

ここまでの経緯の詳細が気になる方は下記リンクからご覧ください。

 

 

遺伝性腎臓病「多発性嚢胞腎」が発覚してからは、獣医師の勧めにより抗生剤の投与は終了させ、当面はpHコントロールを与えて時期を見て腎臓ケアに移行する予定でいました。

そして2020年4月にpHコントロールから同じロイヤルカナンの療法食「腎臓サポート」に変えたのです。

 

【療法食】ロイヤルカナンの腎臓サポートに変えた結果

(写真左:腎臓サポートドライ、写真右:腎臓サポートスペシャルドライ)

 

2020年4月からロイヤルカナン「腎臓サポートドライ」へ変えたのですが、最初の1週間は問題なく普通に食べてくれていたのですが、2週間、3週間と過ぎていくうちに段々と食いつきが悪くなっていったのです。

我家にはもう1匹の猫(スズ)がおり、スズのフードはロイヤルカナン「アメリカンショートヘアー専用フード」で、ココはそっちが食べたくて仕方ない様子なのです。

その様子があまりに可哀想になり、たまにアメショ専用フードを与えてしまうのですが、そうすると余計に腎臓サポートを食べなくなるのでした。

まぁよほど好まない味なのでしょう。

ですが、やはり腎臓病を患っているココにはちゃんと腎臓療法食を食べてもらわないと困るので、今度は「腎臓サポートスペシャルドライ」を購入して与えてみるものの、これも食べてくれません。

 

ロイヤルカナン 腎臓サポートには3種類あります。

腎臓サポートドライ
腎臓サポートスペシャルドライ
腎臓サポートセレクションドライ

 

この3種類のうち、「ドライ」と「スペシャルドライ」が食べてくれませんでした。

「セレクションドライ」は粒が四角形なので食べにくいと予想しているので購入する意思は最初からありません。

という訳で、ロイヤルカナンの腎臓療法食シリーズはもう諦める事にならざるを得ませんでした。

 

【ヒルズの療法食】腎臓ケアを試した結果

(写真右:ヒルズ 腎臓ケア チキン、写真左:ヒルズ 腎臓ケア ツナ)

 

我家のココとスズは子猫の頃からずっとロイヤルカナン一筋でしたので、フードメーカーを変えるのには抵抗がありましたが、次に選んだのは「ヒルズ」でした。

「ヒルズ」は先代猫(ララ)が15年間ずっと統一して食べ続けてきたキャットフードメーカーです。

そのおかげかどうかは解りませんが15年間1度も病気した事がなかった健康な猫でした。

先代猫のララを飼い始めたのは今から21年前で、その頃はネットで餌を買うという時代ではなかったため、近くのホームセンターでも簡単に手に入るプレミアムフードはヒルズだけだったのです。

 

そんな思い出のある「ヒルズ」ですが、ココに初めて与えてみる事にしました。

食べてくれるか不安があったので2種類ある「チキン」と「ツナ」を500gで購入してみました。

 

すると、あっという間に完食しました。

 

ココがこれほど食いつきが良かった療法食は今まで1番です。

2種類ある「チキン」と「ツナ」はどちらも問題ありませんでした。

 

ここ数か月、ずっとココの食事に悩んでいましたのでホント安心しました。

(食べないロイヤルカナンが大量に余ったのは残念ですが・・・)

 

【腎臓療法食】ロイヤルカナンとヒルズの成分比較

 

フードの成分を比較してみようと思ったのですが、さっぱり解りませんでした。

私は栄養士でも獣医師でもありません(笑)

 

ただ一つだけ獣医師から教えて頂いたのは、腎臓病の猫にとって「リン」は症状を悪化させる原因になるために制限しなくてはならないらしいです。

それでロイヤルカナンとヒルズで「リン」の含有量を比較してみました。

 

ロイヤルカナン

ヒルズ

タンパク質

21.0%

29.4%

リン

0.3%

0.49%

 

「リン」の含有量はロイヤルカナンの方が0.3%なので少ないことがわかります。

ですが食べてくれないのではどうしようのありません。

一般的なキャットフードだと「リン」の含有量はや1.0%前後ですので、ヒルズでも約半分になっているという事です。

 

また、その他を比べてみると「タンパク質」の量が双方でかなり違うことがわかります。

ヒルズの方が食いつきが良い(好んで食べる)のは「タンパク質」が要因としてあるのかなぁと思ったりしました。

結局、猫からすると匂いや味が決め手、それは人間も同じですよね。

 

いずれにしても猫が自ら食べてくれるキャットフードを与えなければなりませんので、猫により好みはまちまちでしょうから各種試していかなければなりません。

 

キャットフード【腎臓の療法食】のまとめ

 

今回は腎臓病の猫へ療法食を与える時の悩みについて書かせていただきました。

買ったは良いが、まったく食べてくれない・・・

なんてならないよう、最初は試供品や500gの小袋タイプから試すのがおすすめです。

(我家の場合はロイヤルカナンが大量に残ってしまいました)

今後はヒルズの「腎臓ケア」を食べさせていこうと思いますが、また何か気づいた時は記事にしてみたいと思います。

 

ココが好んで食べてくれた「ヒルズの腎臓ケア」

 

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